ドローン検定とは

どんな検定?

ドローンに関わる知識を問う検定です。
免許ではありません。ドローンは誰でも操縦することができます。(飛行禁止区域には注意)
ただし、本検定を勉強することで、ドローンをより安全に、より有効的に飛ばすために知っておくべき知識(機体、操作、力学、法令)を身に付けることができます。
マークシート方式(4択)の筆記テストのみで技能検定はありません。
全50問で級によらず80点以上で合格です。

2015年(平成27年)9月よりドローン検定協会株式会社によって運営されています。
4級~1級まで級があり、3級から誰でも受験することができます。

公式サイト
https://drone-kentei.com/

どんな人向き?

ラジコンが趣味の方ももちろんですが、ドローンで新しいビジネスなどを興そうとしてる方に向いている気がします。
ドローン操作だけでなく、基礎となる物理やドローンに関わる法令などを広く学べるので、ドローンの世界を俯瞰することができます。
公式サイトにも、

無人航空機を取り扱う従事者の知識レベルを客観的に評価し、その資質向上と周囲の方への理解を広めることを目的として

ドローン検定公式サイト

とあるのでプロとしてドローンを扱う人材を増やしたいという思いがあるのかな、と思います。

とか言ってますけど、私も今のところ趣味の範囲で取得を目指しているのでドローンとかラジコンとかに興味があれば向いていると思います笑

難易度は?

公式サイトに各回の受験者数・合格者数が記載されています。
合格率を計算したところ、平均値:74.3%、中央値:74.8%でした。
だた級ごとに数値が分かれていないため、各級の合格率は不明です。
だた、受験者の3/4が合格していることからそれほど難易度は高くないと思われます。

1級に合格するとドローン検定協会ホームページにプロフィールを掲載することができます。
ぜひ合格してここに名前を刻みたいですね!

取るといいこと

ドローン検定に合格するとドローンを活用する上でさまざまな面で恩恵を得ることができます。
(公式サイトから)

手続きの簡略化

操縦者の資格について証明書の発行(国土交通省への許可承認申請時に添付可能)
基礎技能講習(国交省認定)の座学1(4時間) が免除
提携団体等における各種講習における座学が免除

アピール

自己(自社)PR
ドローン検定に合格した証であるロゴを名刺やホームページに記載可能

コネクション

合格者のみが参加できるQ&Aコミュニティサービスに参加可能(一般の方は閲覧のみ)

ツール

飛行ログサービス(オンラインで飛行経歴を管理できる機能)を使用可能

自己研鑽

ドローンの安全な活用に必要な最低限の知識が確実に身に着く
提携団体等における各種講習の受講資格

ノベルティ

ドローン検定オリジナルグッズを購入可能

どんな問題が出るの?

公式サイトに一覧が載っています。
3級の内容の一部ですが以下のようなものがあります。 ()内はキーワード。
・機体各部の名称(ブレード、ローター、アーム、スキッド)
・ドローン操作(エレベーター、エルロン、ピッチ、ロール、バンク角、ラダー、ヨー)
・機体にかかる力・姿勢制御(スラスト、ストール(失速)、臨界迎え角、ダウンウォッシュ、ボルテックスリング、セトリングウィズパワー)
・送信機(プロポ、モード、トリム操作、テレメトリーシステム)
・バッテリー(ニッケル水素、リチウムフェライト、リチウムポリマー、デルタピーク、バランサー、ストアモード)
・基礎力学(加速度など高校物理程度の知識)
・法令(航空法、国土交通省令、安全(制限)表面、許可及び承認申請、電波法)

いかがでしょうか?
航空力学などを勉強したことがないとなかなかお目にかからない知識が多いと思います。
1級では出題分野がどっと増えるので3級や2級で得た知識はしっかり蓄えておきたいですね。

勉強方法

公式テキストが発行されているので、それを購入するのが一番早いと思います。
あと最近知ったのですが、下記サイトで模擬テストを受けることができます。とても便利!

知識のまとめとクイズは私も本ブログでやりたいと思っています!

まとめ

ドローン検定は、
ドローン にかんする試験で実務・趣味問わずドローンに興味がある人におすすめ。
・(級別は公表されてないが)受験者の3/4が合格するほどの難易度。
・ドローンを活用するうえでさまざまなメリットが得られる。
・公式テキストで勉強するのがおすすめ。

今後、 ドローン検定に出題される知識をまとめた記事をアップしていく予定なので受験を決意された方は是非ご覧ください。

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